憧れの生活

それはガウン着て、背もたれの高い肘掛つきのぐるっと回る革製の椅子に坐り、ブランデーグラスをぐるんぐるんさせながら毛足の長い猫抱いて、カーテンの隙間から夜景を眺める生活ですよ。みんな憧れているに決まっています。

毛足の長い猫だけは高校生の頃に飼ったことがあるのですけれど、それ以外のものは何ひとつとして所持した経験がありません。
夢実現のために手に入れやすそうなものって何でせうか?
グラスですかね?
いや、グラスひとつも馬鹿にできないお値段がついちゃいますからねぃ。

グラスを手に入れてはいませんが、本日、ブランデーを2本入手いたしました。スーパーで。納得価格で。
というのも、果実酒を作るためのすももをいただいたからであります。

以前、人からお手製梅酒を飲ませてもらったときにすごくおいしくて製法を聞いたところ、ウォッカを使っているという回答を得たことがあります。
それ以来、おいしい果実酒=ウォッカという図式ができあがっていまして、本来ならウォッカを入手したかったんですけれど、少ないのに、高い。高いんです。

それに子連れで最低必要量=4本のウォッカを持つ図は、ちとよろしくない気がするです。
それなら同じ洋酒カテゴリーでってことでブランデーを選んだわけですけれど、これならホワイトリカー持っている方が、いかにも漬ける感じでよかったかもしれません。

でも、ブランデーグラスの中身はブランデーに決まっています。ホワイトリカーじゃない筈。
第一関門を突破したつもりで、鼻息荒くすもも酒を放置したいと思う次第です。