骨折生活12日目(病は気から)

朝バスに乗せるとき以外は玄関から出ない生活が続くと、気が鬱々と滅入ってきました。
喋りたい…動きたい…相手がいないし、話題もないし、体が(患部以外)痛いし。

たかだか腓骨の先っぽをちょっとぽきっといっただけなのに、8時半から18時まで茶の間に軟禁生活。
ギプスの下以外は元気なのに、晩ごはんすら作りませんからね。あ、これは甘えですか。

初診のときに「入院」の2文字が出たときは、いやいや、わたしがいないと世界が回らないので…という勢いでお断りしましたが、それから1週間足らず、世界はぐるんぐるん回っております。
そらもう、順調に。

いっそ入院した方が気楽。
昨日の診察でなにか言われるかにゃーと薄く期待しておりましたが、「入院」の「に」の字も聞けず、「ずれてないね」とカツラを気にする紳士が一番気にするような言葉を聞けただけでした。

ああ、病床ですら、わたしを必要としていないのね。
わたしなんか、この世に必要ないんだわ。

と、世界で一番面倒くさい女ランキングにノミネートされるような思考に支配されています。

なるべく安静にとは言われてるものの、別に外出を禁じられているわけではないので、わたしの外出欲を阻む憎いコイツをカスタマイズすることにしました。

新型が出払っているために貸し出されたこのクラシカルな松葉杖、これが痛いのですよ。
500mで手にマメできるくらい。

慣れる頃には治っているとの医師の言葉でしたが、とりあえず、持ち手に包帯を巻いてみました。
治る前に慣れてやりますとも。
俺は松葉杖マスターになる!

いや、ならなくていいか。
求コミュニケーション。