薔薇の季節

散歩をしていると、あちらこちらで薔薇の花が目に飛び込んでくる季節になりました。いやー、いいですよにゃー。華がある。そのまんまですけど。
いい匂いのするものは、紅茶みたいな匂いがするので、ついつい顔を近づけて匂いをかいでしまいます。しかも、他人様の玄関先の薔薇を。
木の芽どきの変な人の行動のようなので、すかさず栗頭先生を抱き上げて彼にも匂いをかがせます。すると、どうしたことでしょう。主体は栗頭先生になり、わたしはおまけでかいでいる風を装えるのであります。赤子連れマジック。素晴らしい。恥も外聞もありゃしませんねぃ。
今日みたいな雨上がりの曇りの日は、実に薔薇を見るにはいい日ですよに?花びらや葉っぱ、二尺伸びたる薔薇の芽に針やはらかに水滴がついている様が実にいい。そんな話をアネにしたところ、そのようなメルヘンな感想を持ったことはない、と言われてしまいました。おかしいですよなァ。彼女の娘はプリンセスを地で行く小学生なのに。
@他人の玄関先