岸壁の母

はぁーははきましぃーたーという歌をよく母がうたっていたのですが、あれって舞鶴の戦争の引揚げ者を待つ母の歌らしいですね。あまりに脈絡なく母がうたっていたので、ストーカーじみた母親の歌だと思っていました。
わたくしのPHSについている素敵なカエルのストラップのようにせっせと歩いて電車に乗り込み、比叡山のかっこえーお坊さんについてぼんやりと思いを馳せていました。ええ、脈絡なく。つい数年前、“ファンシィ・ダンス”という漫画にはまっていたのですが、あれに出てきそうな容貌をしていらっしゃいましたよな、あの方。だのに、千日行かなにか偉業を成し遂げられたりして。
全てがうろ覚えなのが残念ポインツですけれど…。浮っついた気持ち抱えて比叡山にでも行こうかしら。あそこはカブ夫で攻め入ることは許してくれるのかしら?
悩ましく春の夕暮れどきは過ぎていくのです。
@通勤車両