新キャブ入荷

前時代の体育会系並に厳格な年功序列制を布いているマイ実家。いちばん偉いのは姉で二番目が兄。わたしなんてモクズガニの腕毛レベルの扱いで、せっかく押さえたコタツでの好ポジションだって、先に坐っていたとしても、「あんたが生まれる前から坐ってた」という理不尽な理由で譲らされる羽目になる人生です。
それに準じた扱い(しかし、わたしよりは遥かに好待遇)を受けることになってしまったカブ彦の人に、兄から船のキャブが届きました。事前にわたしに兄から電話があったのですが…
「カブ彦の人、船のエンジン見てもらったときにもっと見てえって言ってたよね?キャブ見てえべ?そっちに送るから。大丈夫、平日の夜間着にすっから!気にすんな!返すときは着払いでいいから!」
彼の素晴らしき脳内変換はキャブが詰まっていようともフルパワー。"調子が悪いから見てください"から"見たいと言っているので送ってやる"に変化しています。見事すぎだよ。
早速届いたキャブを、ごはん前に茶の間で開けるカブ彦の人。くさいっす!ごはん後、風上でキャブにクリーナーを吹き付け、わたしの方に飛沫を飛ばすカブ彦の人。冷たいっす!
振り上げた拳を下ろす先は、彼ではなくて兄ですよな?たぶん。
@晩ごはん後の茶の間