ねいさん好みばあさん好み

今、小とんがりの中では眼鏡男子とてんとうむしが空前の大ブーム。眼鏡男子に関しては、男子というか、30〜50の中年男性…げふんげふん。やってくる眼鏡男子どもに愛想を振りまき、普段は笑顔どころか泣き顔をお見舞いされるという彼らの度肝を抜いております。
そして、てんとうむし。狭い四畳半の中をてんとうむしの表紙めがけて這いずりまわり、自らの周りにそれらの本を配置してにやにやしている次第であります。
アネに“かわいい てんとうむし”の一文を読み聞かせてやったところ、「ああ、9匹がどんどん消えていくやつ」と非常に惜しい反応を返してきました。正解は10匹からです。虫だの鳥だの魚だのがやってきて、びっくりしたり逃げている内に1匹ずつ消えていくという、“そして誰もいなくなった”をほうふつさせるホラー絵本です。いや、最後は家に帰ったら全員揃ったっていう釈然としない結末を用意してやがりますけど、全員揃えたところで食っちまおうって算段に違いありません。義兄は「食物連鎖的に正しくない」と憤ったようで、大人的にはもやもやするのですよ。
この絵本はいわゆるジャケ買いをしたのですけれど、アネは内容を吟味した上で買おうと思ったが見つからず、気がつけば幼児は対象年齢を過ぎて…だったとか。同じの選ぶわけね、なるほど。
絵本の前は小とんがり靴。こびとさんが靴屋を営んでいることに敬意を表し、小とんがりさんが一人でにやにやしている合間に、帽子の余り毛糸で靴を編んでみました。外に出るのに靴下いっちょうじゃ可哀想かなァと思いました故。
足に合わせ合わせ作ったワンオフな筈なのに、何故かサイズが合っていません。脱げるんじゃないかとハラハラしながら足に手をやらなければならない、わたし泣かせの一品となりました。
早速履かせて買物に出かけましたところ、見知らぬおばあさんに「えーもん編んだったね」とお言葉をいただきました。こういうほっこり系のもの、お年寄りは好きですよにゃ。ええ、センスは同じですよ?